夏休み明けから急増?「算数が苦手かも…」と焦る前に知っておきたいつまずきサイン
2026/08/07
毎日続く厳しい暑さの中、夏休みのお昼ごはんの準備にお仕事、そしてお子様の学習サポートと、お母様方は本当にお疲れ様です。
8月も中旬へと差し掛かり、そろそろ新学期の足音が聞こえてくる時期。「夏休みの宿題もなんとか終わったけれど、2学期からの勉強、特に算数はついていけるのかしら…」と、ふと不安を感じることはありませんか。
実は、毎年8月の終わりから秋にかけて、算数の学習でピタッと鉛筆が止まってしまうお子様は非常に多くいらっしゃいます。
これまで笑顔で丸つけができていたのに、急にお子様の戸惑う反応を見る機会が増え、
「休みの間に勉強の習慣が抜けてしまったの?」
「もっと私がしっかり教えてあげなきゃいけないのかな」
と悩んでしまうのは当然のことです。
この記事では、秋以降の算数でお子様が壁にぶつかりやすい「明確な理由」と、日常に隠れたつまずきサインをお伝えします。
目次
2学期の算数は注意!
「スピード」と「ボリューム」が年間最大に!
「1学期はスラスラ解けていたのに、秋になったら急に宿題に時間がかかるようになった」
そう感じるお母様は非常に多くいらっしゃいます。
実はお子様の理解力が落ちたわけではなく、学校側のカリキュラムの構造に大きな理由があります。
文部科学省の学習指導要領をベースにした学校の年間計画を見ると、1学期は前の学年の復習や基礎的な内容が多く含まれています。
しかし、2学期(秋〜冬)は1年間の中で最も授業日数が多く、教科書のページ数や扱う単元のボリュームも最大になります。
例えば、小学3年生では「あまりのある割り算」や「小数・分数」、小学4年生では「2桁で割る割り算の筆算」や「面積」など、各学年の「要」となる重たい単元が、この時期に集中して配置されているのです。
つまり、お子様が算数に戸惑うのは、「学校側が要求するペースが急激に早くなり、内容が抽象的になっているから」です。
お子様自身も、この急激なペースアップに一生懸命しがみつこうと頑張っている最中なのです。
算数は「積み上げ教科」。
今のつまずきは過去とのリンク
算数はよく「積み上げ教科」と呼ばれ、前の単元の理解が、次の単元の土台になります。
例えば、秋に習うことの多い「割り算の筆算」を解くためには、「商を立てる(掛け算)」→「計算する(引き算)」という複数の作業を同時に、かつ正確に行う必要があります。
もしお子様がここで手が止まっている場合、割り算そのものがわからないのではなく、実は「繰り下がりのある引き算」や「九九」のどこかに小さな穴が空いているケースも非常に多いのです。
「今習っている単元ができない」と焦ってしまうかもしれませんが、背後にはこうした過去の小さなつまずきが隠れています。
データが教えてくれること。
つまずきは「特別なこと」ではありません
真面目で熱心なお母様ほど、ご自身を抱え込んでしまいがちですが、客観的なデータを見ると、算数に難しさを感じるお子様は決して少数派ではないことがわかります。
文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査(令和5年度)」の質問紙調査において、「算数・数学の勉強は好きですか」という問いに対し、肯定的な回答(「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」)をした児童生徒の割合を見てみましょう。
データが示す通り、算数が好きだと答えるお子様は、小学6年生で61.4%ですが、中学生(中学3年生)になると51.7%へと減少しています。
学年が上がり、学習内容がより高度になるにつれて、算数に対して苦手意識を持ち始めるお子様が全国的に増えていくのは、紛れもない事実です。毎年の秋口に訪れる学習の難化は、この大きな流れの一つに過ぎません。
誰しもが通る「成長のステップ」であり、ごく自然な反応なのです。
見逃さないで!
ご家庭で気づける「つまずきサイン」
小学生のお子様は、「ここがわからないから教えて」と自分から言葉でSOSを出せないことがほとんどです。
その代わり、日常の些細な行動や態度で「困っている」というサインを出しています。
以下のチェックリストに当てはまる項目がないか、少しだけお子様の様子を観察してみてください。
もし当てはまる項目があっても、焦らなくて大丈夫です。
お子様自身が一番「どうしたらいいかわからない」と戸惑っている証拠ですので、「早くやりなさい!」と声をかけるのではなく、まずはその気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
終わりに
学習内容が本格化する秋以降、お子様が算数でつまずくことは、決して珍しいことでも、恥ずかしいことでもありません。
学びの段階で訪れる、ごく自然な変化です。
毎日お仕事や家事に追われながら、お子様の学習にも一生懸命向き合っていらっしゃるお母様。
お子様を想うからこそ生じる「焦り」や「不安」は、深い愛情の裏返しです。
お子様が本当に必要としているのは、完璧な解き方の解説ではなく、つまずいて悔しい気持ち、わからないという不安を優しく受け止めてくれるお母様の温かい眼差しです。
焦らず、ゆったりとした気持ちで寄り添ってあげることで、お子様は少しずつ自分なりのペースを取り戻していくはずです。お母様のその優しい見守りが、お子様にとって何よりの心の支えになります。
お母様がどれだけ優しく見守りたいと思っていても、日々の忙しさから学習のサポートを続けることが大きな負担になってしまうこともあると思います。
特に広島県内で、夕方の渋滞やごきょうだいのお世話などで塾への送迎時間を捻出するのが難しいご家庭にとって、「オンライン個別指導」は新しい選択肢となります。
ご自宅にいながら受講できるオンライン個別指導では、画面越しであっても、先生はお子様のペン先の動きや視線、些細な表情の変化をしっかりと汲み取ります。
1対1、または1対2のオンライン個別指導を通して、秋以降の難しくなる単元でも、お子様一人ひとりのペースに合わせたきめ細やかなサポートが可能です。
単なる解き方の指導ではなく、過去のどの部分に「小さな穴」があるのかを見つけ出し、優しく丁寧に土台を埋め直していきます。
私たち講師がしっかりと伴走し、お子様が自らの力で問題を解き明かす喜びを知るお手伝いをいたします。
学習に関する小さなご不安でも構いません。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

