地元進学か、県外か?後悔しない大学選びを!「いま」知っておきたい費用の目安
2026/08/19
高校生のお子様が、ふと「県外の大学に行ってみたいな」と口にしたとき。
お子様の世界が広がることを嬉しく思う反面、お母様の心の中には「学費や生活費は、いったいどれくらいかかるのだろう?」という現実的な疑問がよぎるのではないでしょうか。
「できることなら、子どもにはお金の心配などせず、のびのびと自分のやりたいことに挑戦してほしい」
そう願うのは当然の親心です。
一方で、「これといった明確な夢もないのに、なんとなく県外に行きたいと言われても困ってしまう…」と戸惑うお気持ちを抱かれるのも、ごく自然なことです。
広島には、広島大学や県立広島大学、広島修道大学など、素晴らしい環境の大学がたくさんあります。自宅から通える地元の大学なら安心ですが、もしお子様が都市圏の大学でしか学べない夢を見つけたのなら、全力で背中を押してあげたいですよね。
いざという時にお子様へ「お金のことは気にせず頑張っておいで!」と笑顔で言ってあげるためには、まずはご家庭で「実際にどれくらいの費用がかかるのか」という目安を事前に知っておくことが何よりの準備になります。
今回は、文部科学省などの公的データをもとに、国公立・私立(文理別)の学費や、一人暮らしの生活費のリアルなシミュレーションをご紹介します。お子様の夢を具体化し、力強く応援するための第一歩として、ぜひお役立てください。
目次
「大学ってどのくらいかかるの?」
親が知っておきたい学費の目安
大学進学にあたり、最初に把握しておきたいのが「学費(入学金+授業料など)」です。
お子様が文系か理系か、国公立か私立かによって、必要な金額は大きく変わってきます。
文部科学省のデータ(※1)をもとに、大学4年間でかかる学費の平均的な目安をまとめました。
国公立大学の場合は4年間で約242万円ですが、私立大学の場合は文系で約408万円、理系になると施設設備費や実習費が加わり約551万円となります。
数字だけを見ると少し驚かれるかもしれませんが、これは決してお子様に見せて「こんなにお金がかかるのよ」とプレッシャーをかけるためのものではありません。
「もし私立の理系を希望した場合は、このくらいの準備が必要になるな」と、お母様が心の中で見通しを立てておくための大切な材料です。
事前に目安を知っていれば、奨学金や教育ローンなどの選択肢を落ち着いて調べ始めることができます。
(※1)文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」「令和5年度 私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果」より独自に4年間分を算出(千円以下四捨五入)
実家通いと一人暮らしの差。
「生活費」のリアルな数字
そして、学費以上に大きな違いを生むのが、広島に残って「実家から通う」のか、県外に出て「一人暮らしをする」のかという点です。
日本学生支援機構(JASSO)の調査(※2)をもとに、4年間にかかる「生活費(居住費・食費・光熱費・通学費など)」を比較してみましょう。
ご自宅から通う場合、4年間の生活費の目安は約155万円です。
一方、一人暮らしとなれば、家賃や水道光熱費などがかかり、4年間で約440万円に上ります。
その差額はなんと約285万円。
「県外の私立理系」に進学して一人暮らしをするとなれば、学費と合わせて1,000万円近い費用がかかるケースもあります。
だからといって、「県外は諦めなさい」と言う必要はまったくありません。
大切なのは、この現実を踏まえた上で、お子様が「なぜ県外に行きたいのか」という思いを深掘りしていくことです。
(※2)独立行政法人日本学生支援機構「令和4年度 学生生活調査」より大学昼間部の生活費を4年間分として算出(千円以下四捨五入)
なんとなく県外?それとも明確な夢?
子どもの思いを形にする
お子様が「県外に行きたい」と言い出したとき、もしそれが「一人暮らしをしてみたいから」「周りの友達が行くから」といった曖昧な理由であれば、少し立ち止まって一緒に考える時間が必要です。
「県外に行くこと自体は応援したいけれど、そこで何を学びたいの?」
「広島大学や修道大学じゃなくて、その大学じゃないとできないことってどんなこと?」
このように問いかけてみてください。
もし、お子様が「まだよくわからない」と答えたら、一緒に大学のパンフレットを取り寄せたり、オンラインのオープンキャンパスを覗いてみたりして、夢の解像度を上げるサポートをしてあげてください。
地元・広島の大学の魅力を再発見するかもしれませんし、逆に「どうしても関東のこの学部で、この教授のもとで学びたい」という確固たる目標を見つけるかもしれません。
そして、お子様が本気で叶えたい夢を見つけ、そのために必要な場所が県外の大学であったなら。
事前に学費や生活費の目安を知り、準備を進めてきたお母様であれば、「お金のことは気にせず、しっかり勉強してきなさい!」と、力強く背中を押してあげられるはずです。
終わりに
進学にかかる費用のリアルな数字を見ると、一時的に不安を感じられるかもしれません。
しかし、早めに現実的な目安を知っておくことは、お子様の夢を無条件で応援するための「最強の準備」になります。
「お金のことで進路の選択肢を狭めさせたくない」という、お母様の深く温かい愛情は、きっとお子様にも伝わります。
お子様が明確な目標を見つけるまでは、焦らず一緒に情報を集めながら、たくさん会話を重ねてみてください。
地元であっても、県外であっても、お子様が自分自身でしっかりと考え抜いて選んだ道であれば、それは間違いなく最高の進路になります。
お子様の可能性が大きく花開くよう、ご家庭のペースで少しずつ準備を進めていきましょう。
お子様が「この大学に行きたい!」という本気の目標を見つけたとき、次に必要になるのは、その目標に向かって一直線に進むための学習環境です。
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