「小学校の時は点数が良かったのに…」急な成績ダウンの正体とご家庭でできるサポート
2026/08/24
「小学校の頃は、テストで80点や90点を取るのが当たり前だったのに、中学校に入ってからのテスト結果を見て言葉を失ってしまった…」
「部活で疲れて帰ってきて、スマホばかり見て机に向かわない。テスト前なのにどうして焦らないのかしら…」
お子様が中学生になり、初めて持ち帰ってきた定期テストの点数や、学年が進むにつれて少しずつ下がっていく成績表を見て、どう声をかければよいのか分からず悩んでいらっしゃるお母様は、決してあなたお一人ではありません。
「私がもっと厳しく言った方がいいのかしら」
「このままじゃ高校受験が心配…」
と、ご家庭の中で一人で不安を抱え込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、どうかご安心ください。
中学校に入って成績が一時的に下がる現象は、お子様の努力不足でも、お母様の関わり方が間違っているからでもありません。これは全国の多くの中学生が直面する「中1ギャップ」と呼ばれる、環境と学習の大きな変化が引き起こす構造的な問題なのです。
この記事では、公的なデータや学習の仕組みに基づき、なぜこの時期に点数が下がりやすいのかという理由と、ご家庭で今日から始められる温かいサポートの形をお伝えします。
目次
小学校とは別次元?
全国の生徒が直面する「中1ギャップ」の正体
中学校に入学して数ヶ月が経つ頃、多くのご家庭で「子どもが急に勉強についていけなくなった気がする」というお悩みが急増します。
これは教育現場において「中1ギャップ」と呼ばれ、長年課題とされてきた現象です。
文部科学省の調査などでも指摘されている通り、小学校から中学校への進学は、子どもたちにとって私たちが想像する以上に急激な環境変化を伴います。
教科ごとに先生が変わり、定期テストという初めての大きな評価制度が始まり、さらに先輩・後輩という新しい人間関係や、体力的にハードな部活動がスタートします。
これまで通りの「のびのびとした小学生」の感覚のまま、大人社会の入り口のような中学校生活に放り込まれるのですから、心身のエネルギーを大きく消耗するのは当然のことなのです。
家に帰ってくる頃にはヘトヘトで、机に向かう気力が残っていないのも、お子様が怠けているからではなく、新しい環境に一生懸命適応しようと頑張っている証拠だと言えます。
なぜ、この時期から?
急激に「テストの点数」が下がる原因
では、なぜ具体的にテストの点数という形で「壁」にぶつかってしまうのでしょうか。
最大の理由は、小学校のテストと中学校のテストでは、求められる力も、出題の仕組みも根本的に異なっているからです。
小学校で行われる単元ごとの「カラーテスト」は、授業で習ったばかりの狭い範囲を、基本事項が定着しているか確認するためのものです。
そのため、平均点が80点〜90点になるように作られています。
一方、中学校の「定期テスト」は、数ヶ月間にわたる広い範囲から出題され、平均点が50点〜60点前後になるように設計されています。
さらに、単なる暗記だけでは解けない「思考力」や「表現力」を問う問題が必ず含まれます。
小学校の頃は「授業を真面目に聞いて、宿題をやっていれば満点が取れる」という感覚だったお子様も、中学校では「広い範囲を自分で計画的に復習し、定着させる」という新しい学習スキルが必要になります。
しかし、多くの中学1年生は「テスト勉強のやり方」をまだ知りません。
教科書の太字を眺めるだけだったり、提出物のワークをテスト前日に答えを写して埋めるだけで「勉強した気になっている」ことがほとんどです。
その結果、「あんなに机に向かっていたのに、どうして点数が取れないの?」というショックを親子で味わうことになってしまうのです。
「うちの子が勉強しないから…」と
ご自身を責めないでください
返ってきたテストの点数が芳しくない時、
「家でゲームばかりさせている私の管理が甘いからだ」
「私がもっと勉強を見てあげないといけないのに」
と、ご自身を責めてしまうお母様がたくさんいらっしゃいます。
また、つい感情的に「どうしてこんな点数なの!もっと勉強しなさい!」とお子様を問い詰めてしまい、後になって「また言い過ぎてしまった…」と自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。
どうか、ご自身を責めないでください。
お母様がそれほどまでに悩まれるのは、お子様の将来を誰よりも真剣に想っているからです。
教育心理学などの分野でも言われていますが、中学生の時期(思春期)は、脳の前頭葉(計画を立てたり、感情をコントロールしたりする部分)がまだ発達の途上にあります。
そのため、「1週間後のテストに向けて、今日はこの教科を3ページ進めよう」といった逆算思考や自己管理を、大人と同じようにこなすのは脳の仕組みから言っても非常に難しいことなのです。
お子様自身も、口には出さなくても「点数が下がって悔しい」「どう勉強したらいいのか分からない」と密かに傷ついていることが少なくありません。
そこで保護者の方が「点数」という結果だけを見て評価してしまうと、お子様は自信を失い、ますます勉強から心を閉ざしてしまいます。
今日からご家庭で始められる、
点数アップへの温かいサポート
では、ご家庭でどのようなサポートができるのでしょうか。
大切なのは、勉強を教えることではなく「学習に向かえる安心できる環境」を作ることです。
まずは、「提出物のワークを終わらせる」という作業から、「自力で解ける状態にする」という勉強へのシフトを少しずつ促してあげてください。
最初は完璧にできなくても大丈夫です。
「今日は数学のワークを1ページ、自分で丸つけまでできたね」
「間違えた問題をもう一回解き直そうとしている姿、お母さん見ていたよ」
と、結果(点数)ではなく「プロセス(過程)」や「小さな変化」に目を向けて声をかけてあげてください。
そして何より、美味しいご飯を作って「お疲れ様」と迎えてくれるお母様の存在こそが、過酷な中学校生活を戦うお子様にとって最大のエネルギー源になります。
ご家庭がホッとできる安全基地であってこそ、子どもは外の世界(学校やテスト)で新しい壁に立ち向かう勇気を持つことができるのです。
終わりに
小学校から中学校への進学、そして「中1ギャップ」によるテストの洗礼は、多くの子どもたちがぶつかる正常な成長の壁です。
点数が下がってしまった現実に直面し、お母様も不安でいっぱいになられたことと思います。
しかし、つまづいた今のタイミングこそが、「自分に合った勉強法」を身につけるための絶好のチャンスでもあります。
テストの点数や順位に一喜一憂しすぎる必要はありません。
お子様のペースは一人ひとり違います。ご家庭だけで全てを抱え込もうとせず、お子様が「分かった!」「できた!」という小さな自信を一つずつ積み重ねていけるよう、温かく長い目で見守ってあげてください。
お母様の笑顔と温かい見守りがあれば、お子様は必ず自分の足で前を向いて歩き出せます。
ご自宅の安心できる環境で、自分だけの勉強法を見つける「1対1、または1対2の個別指導」
部活で疲れて帰ってきた後、夜遅くに塾へ通うのは、体力面でも安全面でもご家庭にとって大きな負担になります。
お子様が最もリラックスできるご自宅にいながら、プロの講師から質の高い指導を受けられるのがオンライン個別指導の最大の強みです。
「オンラインだと集中できるか心配…」と思われるお母様もいらっしゃるかもしれません。しかし、画面越しだからこそ、私たちはお子様の目線の動きや、声のトーンの小さな変化を決して見逃しません。
「どこでつまずいているのか」
「どんな声かけをすればモチベーションが上がるのか」
を丁寧に汲み取り、その子だけの専用の学習ペースを作ります。
家庭学習の習慣づけから、中学校の定期テストに合わせた効率的な勉強法まで、一人ひとりに寄り添いながらきめ細やかな指導を行います。
私たち講師がしっかりと伴走し、お子様が自らの力で問題を解き明かす喜びを知るお手伝いをいたします。
まずはお気軽にご家庭の状況や、学習に関するお悩みをご相談ください。

